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2011/01/13

かわいい妖たち

お正月に実家近くの本屋さんで購入。
読んでみたらば、おもしろくてすっかりはまってしまいました。



いっちばん (新潮文庫)いっちばん (新潮文庫)
(2010/11)
畠中 恵

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そして、これが、ずっとずっと前にTVドラマ化された「しゃばけ」シリーズの一冊であったことを知り、

シリーズをさかのぼって、ぐいぐい読み進んでしまいました。

1日2冊ずつぐらい、ぐわわわーと、読めるほどのおもしろさです。


お江戸の若旦那と妖たちの、痛快推理人情ファンタジー小説。
若旦那は、生まれてこの方ずっと体が弱くて
周りの人たちの役に立ちたいと思いながらも
なかなかそうならない自分を情けないと思いながらも
自分の弱さから逃げないでいる強い人。

そして
出てくる妖(あやかし)たちが、なんともユニークでかわいい。

と、かわいいだけではなくて
ニンゲンの情のせつなさや、哀しみ、やんどころなき想いも
さらりと、(ときにはドキリと)、
心のなかへといつのまにか浸透させていきます。

そんななか
妖たちのやさしくくったくのない、実直でユーモアある存在に
むしろ、深い情や執着といったものに縛られている人間たちのほうが
救われているようにも感じます。

妖の血をひき、妖たちにいつも囲まれながら育った若旦那という人物は、
人の視点や価値観とは、少し違ったものになっているのですが、
その、少し違う目線だからこそ見えてくる「人のありよう」が
なんとも物悲しさをより一層際立たせたり
あるいは、より一層幸せ感が感じられたり。

またTVドラマ化されないかしら~。






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